シベリア少女鉄道 ここでキスして

紀伊国屋サザンシアターでシベリア少女鉄道のここでキスしてを観る。
もーね、土屋亮一は本物の天才だよ!最高だよ!今日、午前中に人生の上で確実に5本の指に入るショックなできごと*1があって、まともな精神状態でなかったことを差っ引いても、終わったあとにほんとに客席から動けないくらいの感動。
まず、この劇団にとって後半のネタのため振りに過ぎないはずの前半部が、シチュエーションコメディとしてものすごくおもしろい。レベルとしてパルコでやっててもおかしくないレベル、そしてその情報量の多さは後藤ひろひと並。
その前半部の完成度の高さから「今回サザンシアターだし、超良質コメディで終わっちゃうのもありかな」なんて思ってましたけど、後半の大ネタきましたよ、オープニングで流れたあの音楽はやっぱりネタ振りだったのね。そのネタたるや公演中なので具体的には書けないけど、去年の個人的大名作スラムダンクに匹敵するすごさです。バカバカしいで片付けちゃうレビューもあるけど。
ちょっとネタバレなしで紹介すると
・ある法則にしたがって動く役者とその辻褄を合わせる役者、エラーと回避、突然起こるミッション。
・前半部は完璧な舞台、その舞台の破壊と全く新しい世界の創造。
・ラストは板尾課長へのオマージュ?
よし、ネタは完璧に隠しつつ紹介したぞ。その魅力が伝わる文章とも思えないけど…

*1:その話はまたいずれ