ハガキ職人への道

昨日の伊集院光深夜の馬鹿力で投稿が読まれました。深夜のバカードげっちゅ。
 これで深夜の馬鹿力は4本投稿して採用2本、もっとも前に採用されたのは5年くらい前でノベルティもお尻コインでした。
 しかし前回も今回もだいぶリライトされてるのな。どっちも俺の原稿よりリライト後の放送にのってる方が確実におもしろいけど。おそらくリライトしてる構成の渡辺君(同い年)、放送でただ笑ってるだけではないんだね。
 ちなみに読まれたのは落語リハビリの日本ハム外国人ネタ。コアな野球ファン以外には全く楽しめないと思うのでたぶん没だと思って送ったのだけどわからんもんだ、実は先週の粗忽長屋の方が自信あったんだけど採用されなかったし。 
   -以下 没ネタ供養-  
 -粗忽長屋- ある日のこと、江戸一番の与太者、諸星アタルが今日も今日とてナンパにせいをだしているとすごい人だかりができているのが目に入ってきた。そこで皆が目にしているのは、アダムスキー型の宇宙船。宇宙船のドアが開くと、中からでてきたのは角のはえた虎柄ビキニのきれいな娘。「ウチはラムだっちゃ、地球にダーリンを探しにきたっちゃ、うちを嫁にしたい男はこの宇宙船に乗るっちゃ」露出度が高いかわいい娘っ子にこんなことを言われてしまった集まった男衆、一瞬にしてラムに心奪われてしまう。しかし、えたいの知れない宇宙船に乗るのはみんな尻込み。ところがかわいい女のこととなる怖いもの知らずのアタルだけが「てやんでい、こんなかわいい娘さんといっしょなら宇宙の果てだろうが、地獄の果てだろうが行ってやるぜ」そして、ラムとアタルを乗せた宇宙船は地球を飛び立つ。宇宙船の中でアタルが「なあ、ラム、おまえの星まではどのくらいかかるんでい?」と聞くと「地球の時間にして8000年くらいだっちゃ。」と答えるラム。宇宙人にとってはわずかな時間も地球人にとってはあまりにも長すぎた。いつしか宇宙船の中で寿命がつきて死んでしまったアタル。「しっかりするっちゃ、ダーリン、死んじゃだめだっちゃ」ラムは悲しみにくれるが、宇宙船の中ではどうしようもない。「ウチの星で手厚く葬ってあげるっちゃ」ラムはアタルの死体を乗せたまま自分の星へと向かう。ところがどっこい、奇跡は起きた。宇宙船が光の速度を超えたところでスーパーマン3のラストよろしく宇宙船の中の時間が逆戻りを始め、なんとアタルが生き返った。「頭が混乱して記憶があやふやなんだが、俺は死んでいたような気がするんだがなあ」「ダーリンは助かったっちゃ」喜ぶラムだったが、時間の逆戻りはとまらない。アタルはたちまち子供になったかと思えば、消えていなくなり、そしてそこに現れたのは落武者。どうやら前世の姿まで戻ってしまったようだ。その後もアタルは平安貴族になったり、北京原人になったり逆輪廻転生を繰り返す。宇宙船のスピードが落ち、やっと時間の流れが元に戻ったときにはアタルの姿は人への進化の過程らしきなんだかよくわからない生物になっていた。そして、鏡を見たアタルが一言「今の俺はいったい誰だ?」
このときのしばりは「人だかり」「記憶のあやふやな男」「死体を運ぶシーン」。本物の古典落語粗忽長屋のオチが「俺の死体を運んでいるこの俺はいったい誰だ?」でこっちのオチとリンクさせたのはいいけど、途中が駄目駄目ですね。光の速度を超えると時間が逆行するってトンデモ理論は相対性理論の間違った解釈なわけだけど(相対性理論は動いているものと止まっているもので時間の流れが云々…説明できねえ!誰かチンポで説明しろ!とにかく、光の速度を超える物質は存在しないってことです)スーパーマン3しかたとえが思いつかないしそのスーパーマン3をどれだけの人が知ってるんだ?つーか長えよ、毎週莫大な量の投稿を読むスタッフとパーソナリティのことも考えろ俺。
 以上没ネタ供養でした。