とある駅前クリニック

今日は体のメンテナンスのために病院にいってきたんですよ。小さめの駅前のビルの6階にあるクリニックで、病院としては照明が明るく内装が小奇麗で「病院という空間だけど、雰囲気だけでも患者の気分を沈めるのは避けよう」という姿勢が見える病院なんです。待合室の雑誌も文春・新潮といった定番ものだけでなく、ファッション誌とかおいてあります。俺は文春読んでたわけですけども。
診察自体は医者が割りと若いほかは普通に終わり、会計して処方箋もらってドアを開けてかえろうとすると消え入るような声で「さよなら…」と聞こえるわけです。おそらく受付のお姉さんが言ってるというか言わされてるんでしょうけど、タイミングがドアを開けて廊下に出るときなんで受付からちょっと離れた位置だし、ほとんどからだが外にでてるのに振り返って会釈でも返すのも変だし、何より「さよなら」って突然言われてしまうのがすげえ怖い。最近の傾向として、一時的な別れに「さよなら」って言葉は使わないよね?親しい仲なら「じゃあね」とか「またねー」で仕事上とかそれほど親しくなければ「お疲れ様でした」とか「失礼します」でしょ?「さよなら」って永遠の別れのイメージあるよね?しかもさっき会計すませて「560円のおつりになります、お大事にどうぞ〜」と、営業的別れの挨拶はすませてるはずの相手から、病院という空間から出る瞬間に「さよなら」って駄目を押されると「黙っていたけどほんとはもう助からない病気でこの病院にくるのも最後になるかもね」「てめえの病気はキモいんじゃ、二度とくんなボケェ」*1とか心の声が聞こえてくる気がするんです。いかに明るい雰囲気を演出しようと、最後の詰めでこの病院の経営者は勘違いしてます。



つーかそういう細かいことを気にして、妄想まで発展する人はまた別の病院にいく必要があると思いますよ>俺

*1:一応言っておきますが性病科じゃないですよ