サマータイムマシン・ブルース

昨日、サマータイムマシン・ブルース観てきました。クーラーのリモコン持っていくと1000円ってことでわざわざ持っていったんだけど、その映画館は水曜日は1000円なのであった。水曜レディースデイはよくあるけど、性別関係なしに割り引くアミューズCQN偉い!
 ヨーロッパ企画の演劇が原作のこの映画、とにかくタイムマシンが出てくるまでひたすら退屈。そのシーンのほとんどが伏線となっているわけだけど、映画でやるのはなあ。芝居だとそこに挿入される小ネタでつなぐけど、映画ではつらい。
 後半に伏線が消化されていっても、演劇で観るときほど盛り上がらないんだよなあ。物語の点と点が一本に繋がった瞬間に説明以上の何かを盛り込めるかどうかだと思うんだが、演劇だとそれをバカバカしさで爆笑させたり、人間の業というところでの繋がりで胸を打たせたりするのがあるんだが。
 ヨーロッパ企画の芝居はこれの原作以外の2本観たことあるけど、もっと会話のおもしろさが出てたし伏線消化方法のばかばかしさもあったんだけど、映画でそれをやるのは冒険だろうしね。
 踊る大捜査線で日本トップクラスの職業監督になってるであろう本広克行監督だけど、やっぱりこういう趣味で撮る映画には予算つかないのが悲しいやね。おそらくスペーストラベラーズで懲りた人がたくさんおるのだろう。
 そういえば公開にあわせたかのように冬のユリゲラー(これもヨーロッパ企画原作)がひっそりと話題にもならず演技者で放送されてましたが、出演者があまりに濃くてこっちの方がおもしろかったな。今井翼小野真弓意外の出演者全員を舞台で生で見たことある俺…POLYSICSバージョンのN.O.がオープニングテーマというのも良かった。