KERA・MAP 砂の上の植物群

新宿シアターアプルでKERA・MAPの砂の上の植物群を観る。オープニングシーンが一人一人正面切って状況を叫ぶってな感じで「え?今回こんなの?この調子で3時間?」とすごい不安になってしまったが、オープニング映像が流れた後は普通になってて一安心。演劇というものにおいて普通の基準がどうかってのはあるけど…
まだ初日なのでストーリーに触れるのはやめますが、すごく笑えて、すごく怖いです。特異な状況下での群像劇で死が重要な役割をしてるんだけど軽く扱われてる。でも池谷のぶえ温水洋一の存在がシリアスなシーンでも笑いを持ち込み、その悲劇と喜劇を同時に見せられるぐちゃぐちゃ具合がとても良いです。てかそんな素人の感想はどうでもよくて文句なしに大傑作です。ヤフオクではまだまだ定価割れチケットあるし、後1回か2回は観に行くことにするよ、当日券も階段座布団席だしてたからそんなに並ばなくても買えそうだしね。
舞台では初めて見る人もけっこういたけど、初舞台の常盤貴子もけっこういい感じです。映画「ねじ式」で見たつぐみも、パパはニュースキャスターの鏡愛だったらしい西尾まりも良かったです。
上田大樹の映像もあいかわらずかっこいい。上田大樹演劇映像作品集とかDVDで出してくれたら絶対買うのにな、拙者ムニエル「新宿ギリギリ学園」でのNUMBER GIRLのオープニングまた見たいよ。