お父さんのバックドロップ

今日は映画サービスデーということで渋谷シネアミューズにてお父さんのバックドロップを観る。たしかに割といい映画だったが、中島らも氏の「3分間だけ客電をつけないでくれ、なぜなら号泣しているからだ」ってのはリップサービスだよなあ、子供を持つお父さんにはそれだけ訴える物があったのかもしれませんが、独身者にはそこまでわからんよ。原作を読んでいて、ラストは知ってるだけに宇梶剛士がボコボコにやられるシーンは長すぎた、引っ張りすぎだと思った。涙は流さないまでも良い映画でしたが、演出と脚本の「泣かせてやる」って感じのあざとさが目立っていたと思うのは心が汚れてるのでしょうか?原作を読んだのは10年くらい前のような気がするが、もっとコミカルだったような。いちばんぐっときたのは、実はスネオヘアーのエンディングだったり、ひねくれてるかなあ。
今日は終演後に李監督とスネオヘアートークあり。スネオヘアーは終始うつむいていたが、実物はやっぱり新沼謙治に似ていた。