プロレス政治

小泉純一郎の政治を劇場政治とよく例えられるけど、あんな単純な図式は劇場じゃないよ!プロレス会場だよ!小泉は全てのマッチメークを描く一流のブッカー。今まで自民党が背負ってきた強いけどヒールっていう宿命を抵抗勢力にヒールの役割を負わせて、最強のベビーフェイスになって、今回の選挙をわかりやすい勧善懲悪の世界にしてしまう。そうなると、本来強大なヒールに立ち向かうベビーフェイスだったはずである民主党は蚊帳の外のインディーに。そんななか本物のプロレスラー大仁田厚がついていけなくなり、郵政民営化法案の議決を棄権し涙する皮肉。この国がどこに行こうが知ったことではないが、単純に観客としておもしれーよ。
 造反議員に対する報復立候補者擁立の中、ついにはホリエモンに出馬要請って本気だったのかよ。噂される福岡一区は
2005衆院選ふくおか=1区 富永氏、立候補断念で波紋 自民支部 対応に苦慮 幹部慰留 結論は16日に先送り
こんな感じなんで、ここも報復なんでしょうな。そしてその対抗馬である民主党松本龍部落解放同盟中央副委員長の肩書きを持つわけだ。福岡の田舎の方じゃ同和地区出身者はある意味権力者だったりするわけだが、福岡一区という都会ではどうなんだろね、同和利権でおいしい思いをしてるんなら法を犯さない汚い金対決という裏テーマが。
 ホリエモンの出身地は古賀誠の選挙区なんで、そっちに担がれた方がおもしろかったんだが、結局古賀誠公認されたし。ちなみにその選挙区、福岡7区はいまだにADSLが開通していない地域が存在する…