姫の愛したダニ小僧

アートスフィアでpiperの姫の愛したダニ小僧を観る。一般的には旗揚げ公演の再演だが、パンフによるとえんぶゼミ卒業公演でも2回やってるらしい。えんぶゼミ卒業公演って言えば青十字とか早春ヤングメンとか書き下ろしを後でプロデュース公演で再演ってパターンはあったけど、旗揚げ作品を流用、さらに再演ってパターンは大王ってばリサイクル上手!大王作品で再演が多いイメージがあるのはパルコとG2と吉本の策略でしょうか?まあ、ダブリンの再演も先行でチケット買いましたけど、3列目確保でラッキーとか思ってますけど。
 しかし、ユースケ・サンタマリアって素朴な青年役でしかオファーないのな。そういう演技やってる分には安定してるのか?
 松永玲子さんが豚女ってすごい役名なんだが、パンフの写真がすっごい不細工、会場で売ってたトレカの写真はさらに不細工。ユースケに「全然豚じゃないじゃん、むしろかわいい」というセリフがあるように、舞台上ではいつも通りでしたけどパンフの段階からしてやったりって感じですね。
 大路恵美さんの看護婦はキチガイなセリフが自然にでてくる感じがすごく良かったです。セリフが全てギャグとして成立してるんで暗さもないし。
 ダブリン、人間風車、ガマ王子の系譜の作品ではあるんだけど、今回はよりおとぎ話。ギャグはすごくおもしろいけど、姫のキャラがどうも好きになれないとこだけ残念。